超音波流量計は、その動作原理に基づいて主に2つの主要なタイプに分類されます。
1. トランジットタイム式超音波流量計
• 仕組み:
・2つのトランスデューサ間の超音波信号の伝搬時間の差を測定する。
・下流(流れに沿って):信号はより速く伝わります。
・上流(流れに逆らう場合):信号の伝達に時間がかかります。
・通過時間の差(Δt)は流体の流速に比例する。
• 主な機能:
・清浄な液体、またはほぼ清浄な液体(例:水、油、低粘度液体)に最適です。
・非常に高い精度(理想的な条件下で±0.5%~±2.0%)。
・非侵襲性で、様々な産業で広く利用されている。
• 利点:
・均質な流体との相性が良い。
・幅広いパイプサイズと材質に対応可能です。
・持ち運び可能な設置方法と常設設置方法をご用意しています。
• 制限事項:
・粒子、気泡、または汚染物質を多く含む流体では、精度が低下します。
2. ドップラー超音波流量計
• 仕組み:
・流体中の粒子や気泡から反射した超音波信号の周波数シフト(ドップラー効果)を測定する。
・送信信号と反射信号の差を用いて流速を計算します。
• 主な機能:
・浮遊粒子や気泡を含む流体(例:廃水、スラリー、汚れた流体)向けに設計されています。
・精度は通常、トランジットタイムメーターよりも低い(±1.0%~±5.0%)。
• 利点:
・不透明流体や多相流体の流量を測定できます。
・産業用途および廃水処理用途に適しています。
• 制限事項:
・粒子または気泡の最低濃度(通常100ppm以上)が必要です。
・きれいな液体には適していません。
これら2種類の流量計はそれぞれ異なる用途に対応しており、トランジットタイム式流量計は清浄な流体の流量測定において高い精度を発揮する一方、ドップラー式流量計は複雑な流れや混合相の流れに最適です。
投稿日時:2024年12月30日