超音波流量計

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下向きの流れ方向を持つ垂直パイプラインへのセンサー設置の影響

超音波流量計を、水が上から下へ流れる垂直配管に設置した場合、測定精度が著しく低下する可能性があります。これは主に次の2つの要因によるものです。

  1. 配管の不完全な充填:垂直配管における下向きの流れは、特に低流量の場合、配管の充填が不完全になることがよくあります。超音波流量計は通常、流量計算において配管が満水状態であることを前提としています。配管が完全に充填されていない場合、流量計は流れの断面積を過大評価し、結果として流量の測定値が実際よりも高くなってしまいます。
  2. 気泡の蓄積:下向きの流れは、特に流速や圧力が急激に変化した場合に、空気を巻き込んだり気泡を発生させたりすることがあります。液体中の気泡は超音波の伝搬を妨げ、信号の減衰、反射、または散乱を引き起こします。この干渉は、気泡濃度が高い場合、測定精度を低下させたり、測定失敗の原因となることもあります。

超音波センサーの最適な設置場所

これらの問題を軽減するために、設置場所の選定時に以下の設置条件を優先してください。
  1. パイプラインの最低地点にセンサーを設置する:パイプラインの最低地点にセンサーを配置することで、パイプ内に液体が満たされた状態を維持し、充填不足や気泡の蓄積のリスクを最小限に抑えることができます。
  2. 上向き流れ区間を選択してください:流れの方向が上向きになる垂直配管区間にセンサーを設置してください。上向きの流れは、ガスが自然に上昇することを可能にするため、配管内を常に満水状態に保ち、気泡の滞留を軽減するのに役立ちます。
  3. 十分な直管長を確保する:センサーは、上流側と下流側に十分な長さの直管(通常、上流側は管径の5~10倍、下流側は3~5倍)がある区間に設置してください。直管は均一な流れプロファイルを促進し、これは正確な超音波測定に不可欠です。
これらのガイドラインを遵守することで、配管の充填不足や気泡による干渉の影響を最小限に抑え、信頼性の高い正確な流量測定を確保できます。

投稿日時:2025年5月12日

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